最高の仲間のために TR 宮木夢奈
4回トレーナーのゆめなです。
バトンを渡してくれたドいけめんの中司くんのようにユニークなことは言えないので、私は少し真面目に話そうと思います。
部活動の再開の見通しが全く立たず、不安でもどかしい日々を過ごしています。4回生の私は現在就職活動真っ只中で、部活動もアルバイトもできない分、自然と就職活動に割く時間が増えました。
就職活動では、自己分析といって自分の強みや弱み、価値観などついて考え、自分を知るということをします。この自己分析を進めることで、自分にはどんな業界・企業・業種が向いているのかということを考えていきます。
今回は、この自己分析を通して見えてきた「部活にかける想い」を少し話そうかと思います。
まずトレーナーをしようと思ったきっかけはアメフト部の新歓でした。初めてトレーナーという存在を知り、トレーナーの先輩から仕事内容などを聞きました。自分の仕事について語る先輩はとてもかっこよくて輝いて見えました。選手と比べてスタッフのやりがいは少ないと思っていましたが、その先輩の話を聞いていると、トレーナーの仕事はやりがいだらけの魅力的なものだと気づき、トレーナーができる部活に入りたいと思うようになりました。
なかでも男子ラクロス部を選んだ1番の理由は、試合を観てラクロスというスポーツが最高にかっこいいと思ったからです。スピード感や迫力がすごくて、思わずラクロスの魅力に引き込まれたのを覚えています。また、私学じゃなくても高みを目指すことができ、アルバイトとの両立も可能だったこともあり、入部を決めました。
入部してみると面白い同期や先輩後輩に恵まれ、楽しいことがいっぱいある反面、やはりしんどいことも多かったなと感じています。私にとって1番辛かったのは部活動を辞めるか悩んだことだと思います。
2回生の春頃、スタッフの人数が多かったこともあり、自分の存在意義をあまり感じなくなりました。自分が辞めてもチームには何の影響もない気がして、冬は寒すぎて携帯も握れないほど指先が凍え、夏は日焼けをして真っ黒になるくらい暑いし、規則も厳しい部活を続けていくモチベーションを失っていました。また、私の回生は最弱の代だと言われていて、自主練もせず筋トレをサボる選手も多く、そんな同回のために時間を割きたくないと思ったのも理由の1つだった気がします。
そんなことを考え、悩みながらも部活を続けられているのは、やっぱり同回のおかげだと思います。私を含め何人かのスタッフが辞めようと考えていることを知り、いつもは注意しても無視するような人が急にアップやダウンを真面目にするようになったり、ボトルを渡しただけでありがとうと言ってくれるようになったり、些細な変化だったし、アップやダウンを真面目にやるのくらい当たり前やろと思いながらも、私にとってはその変化はとても嬉しくて、そんな選手の優しさに少し救われたのを覚えています。
また、同回の中には、先輩たちに混じってAチームで活躍する選手や、Aチームを目指して一生懸命努力している選手、私のように弱音や文句など言わずに練習を回したりチームの運営をするマネージャーもいました。そんな人たちの姿を見て、そんな人たちみたいに強くなりたい、そんな人たちのためにもう一度頑張りたいと思い、続ける決心をしました。
昨年の11月、自分たちの代が最上回生となる新チームが始動するにあたり、同回で何度もミーティングをしました。そこで目標や今年の方針などを議論する中で、みんなの部活にかける熱い想いを改めて確認し合うことができ、そんな同回と関西制覇、そして学生日本一を目指したいと心から思いました。
長くなりましたが、まとめると、今までチームを牽引し私たちを指導してくれた先輩たち、最弱の代と言われ未熟な部分の多いこんな代についてきてくれる後輩たち、こんなチームのために忙しい中動いてくれるコーチ陣、そしてなにより最高の同回がいたからこそ、今の自分があるということです。綺麗ごとのように聞こえるかもしれませんが、本当にそう思っています。4回生になってようやく気づくことができました。
だから私は、引退する日まで、そんな仲間のために自分にできることを、自分にしかできないことを考えて行動していきたい、そう思っています。トレーナーとしてはまだまだだし、未熟で頼りない部分も多いですが、でも「学生日本一」というチーム目標を目指して、悔いの残らないように、1日1日を大切に過ごしていこうと思います。
ということで、次ははまちお願いします!
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